「制御と振動の数学/Laplace 変換/有理関数の原像/別法」の版間の差分
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2019年9月5日 (木) 08:59時点における最新版
予告しておいたように,像関数を で微分することは,原像に をかけることに対応する.
公式 3
証明
テンプレート:制御と振動の数学/equation を で項別微分すると, テンプレート:制御と振動の数学/equation となる.
よって補題2.3は
テンプレート:制御と振動の数学/equation
の原像であることが分かる[1].
一般に,加法と乗法の定義された代数系があって,演算 が, テンプレート:制御と振動の数学/equation テンプレート:制御と振動の数学/equation なる形式を有するとき, は微分演算と考えてよいのである.
例55
解答例
(1)
を念頭において,
公式 3を適用し,左辺を で微分した場合,
両辺を で割ると,(Laplace 変換の線形性による.)
(2)
この原像は,
これが求める結果である.
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