制御と振動の数学/第一類/複素数値関数の Laplace 変換/Laplace 変換/定義と例
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を任意の有限な区間で積分可能の関数とするとき, テンプレート:制御と振動の数学/equation を の Laplace 変換ということ,およびその対応関係を記号 で表すことなどは, 前章と同じである.ただ異なるところは,
(1) は実変数 の複素数値関数
(2) は複素数
の 2 点である.
例89
の Laplace 変換, テンプレート:制御と振動の数学/equation は が実数の場合と同様である. ならば, テンプレート:制御と振動の数学/equation である.ここに絶対値は複素数の絶対値を示す.よって, テンプレート:制御と振動の数学/equation となる.
例90 の Laplace 変換 テンプレート:制御と振動の数学/equation であるから,例 89の が に変わっただけである. よって のとき Laplace 積分は存在して, テンプレート:制御と振動の数学/equation を得る.