地震学 地震波の伝播

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地震波の伝播

地震が発生すると、地球の内部を地震波が伝播する。 ここでは、地球を弾性体と見なし、弾性波動論の立場から地震波を説明する。 以下では、特に断らない限り、空間の次元は三次元とし、直交座標系はデカルト座標系の左手系とする。

運動方程式

応力とひずみ

無限に広がる弾性体を考え、その中の1点x=(x,y,z)での変位のx, y, z成分をそれぞれu(x,y,z), v(x,y,z), w(x,y,z)で表す。 xからx方向に微小な距離だけ離れた点x=(x+δx,y+δy,z+δz)での変位uu(x+δx,y+δy,z+δz)とする。 このとき、u(x+δx,y+δy,z+δz)xの周りでテーラー展開し、1次の微小量までを残すと

u(x+δx,y+δy,z+δz)=u(x,y,z)+uxδx+uyδy+uzδz

で近似できる。 したがって、xxの間の相対的な変位は

u(x+δx,y+δy,z+δz)u(x,y,z)=uxδx+uyδy+uzδz

と表せる。 同様に

v(x+δx,y+δy,z+δz)v(x,y,z)=vxδx+vyδy+vzδz
w(x+δx,y+δy,z+δz)w(x,y,z)=wxδx+wyδy+wzδz

が得られる。

フックの法則

応力とひずみの関係はフックの法則と呼ばれ、次の関係式で表される。

σij=cijklεij

cijklは弾性定数と呼ばれ、弾性体の性質を表す定数である。 弾性定数は4階のテンソルであり、81個の成分を持つ。

運動方程式

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波動方程式

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