中学数学2年 四分位範囲と箱ひげ図

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四分位数

データを大きさの順に並べた時、下位から、14(25%),12(50%),34(75%)に当たる数値をそのデータのテンプレート:Rubyと言う。特に下位から25%に当たる数値を第1四分位数、 下位から75%に当たる数値を第3四分位数という。下位から50%に当たる数値は第2四分位数と言うこともできるが、中央値のことである。なお、これらをQ1,Q2,Q3と表すこともある。

データ1の四分位数を求めてみよう。まずは資料を小さいほうから順に並べかえる。

  • データ1
順位 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
体重(kg) 53.6 55.8 56.1 57.9 60.3 62.7 63.1 65.4 67.1 70.0

まずは中央値を求めてみよう。前でも説明した通り、この資料の中央値は5番目と6番目の平均である61.5kgである。

第1四分位数はこの資料では順位が6番目~10番目の中央値とも考えられる。つまり、8番目の値となるので56.1kgとなる。

第3四分位数も同様に順位が1番目~5番目の中央値と考えられるので求める数値は3番目の値の65.4kgである。

テンプレート:コラム

四分位範囲

第3四分位数と第1四分位数の差を、そのデータの 四分位テンプレート:Ruby という。

データ1の四分位範囲は 65.456.1kgとなる。

※ 中央値付近のデータがどんだけ散らばっているかだけを見たい場合に、四分位範囲が便利である。出典は総務省『統計学習の指導のために』

テンプレート:コラム


四分位偏差

四分位範囲の半分のことをその資料の四分位テンプレート:Rubyと言う。四分位偏差が大きいほど、データの散らばりが大きいといえる。

資料1の四分位偏差は65.456.12=4.65kgとなる。


箱ひげ図

次の図のようにデータの分布を四分位数を用いて見やすくしたものを箱ひげ図と言う。

箱ひげ図の読み方

  1. 長方形の箱の左端が第1四分位数、右端が第3四分位数である。
  2. 長方形の箱の中の線分が中央値を表している。
  3. 長方形の箱の両端から伸びている線分の端っこが(外れ値を外した場合の)最大値、最小値を表している。
  4. 「+」という印を使い、平均値を示すこともある。
  5. 明らかな外れ値は点で表す事がある。
箱ひげ図

テンプレート:演習問題