「地震学 地震波の伝播」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
{{Wikipedia|地震波}} |
(相違点なし)
|
2011年9月2日 (金) 04:50時点における最新版
地震学 > 地震波の伝播
地震波の伝播
地震が発生すると、地球の内部を地震波が伝播する。 ここでは、地球を弾性体と見なし、弾性波動論の立場から地震波を説明する。 以下では、特に断らない限り、空間の次元は三次元とし、直交座標系はデカルト座標系の左手系とする。
運動方程式
応力とひずみ
無限に広がる弾性体を考え、その中の1点での変位の, , 成分をそれぞれ, , で表す。 から方向に微小な距離だけ離れた点での変位をとする。 このとき、をの周りでテーラー展開し、1次の微小量までを残すと
で近似できる。 したがって、との間の相対的な変位は
と表せる。 同様に
が得られる。
フックの法則
応力とひずみの関係はフックの法則と呼ばれ、次の関係式で表される。
は弾性定数と呼ばれ、弾性体の性質を表す定数である。 弾性定数は4階のテンソルであり、81個の成分を持つ。
運動方程式
波動方程式