数理論理学/述語論理
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量化記号
量化記号を使うと、命題を簡潔に表すことができる。 量化記号の種類とそれぞれの意味は以下の通りである。
| 記号 | 意味 | 使用例 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 「任意の」または「すべての」[1] | すべての実数に対してが成り立つ。ちなみにこの命題は偽である。 | ||
| 存在する | を満たす実数が存在する。ちなみにこの命題は真である。 | ||
| ただ一つ存在する | を満たす実数がただ一つ存在する。ちなみにこの命題は真である。 | ||
| 存在しない | を満たす実数は存在しない。ちなみにこの命題は真である。 |
演習問題
以下の命題の真偽を確かめよ。
(1)
(2)
量化記号は組み合わせて使うことができる。
例
この命題は、すべての実数についてとなる実数が存在する。という意味である。 テンプレート:Stub
- ↑ 「任意の」と「すべての」は本質的には全く同じことである。すべてのものについて成り立つなら、任意のものについても成り立つし、任意のものについて成り立つなら、すべてのものの中から選んだ全部のものについても成り立つ。よってすべてのものについて成り立つ。