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定義 1.1. ''m'', ''n''を整数とする。''m'' =''an''となる整数''a''が存在する時、''m''は''n''の倍数であり、 ''n''は''m''の約数であるといい、''n''|''m''と記す。 定理 1.2. ''l'', ''m'', ''n''を整数とする。 :*a) ''l''|''m'', ''m''|''n'' ならば ''l''|''n''。 :*b) ''l''|''m'', ''l''|''n'' ならば ''l''|(''m''+''n'')。 :*c) ''l''|''m'', ''l''|''n'' で ''a'', ''b'' が整数ならば ''l''|(''am''+''bn'')。 証明 :*a) ''m''=''al'', ''n''=''bm'' を満たす整数''a'', ''b''が存在する。よって''n''=''abl''であるから ''l''|''n'' 。 :*b) ''m''=''al'', ''n''=''bl'' を満たす整数''a'', ''b''が存在する。よって''m''+''n''=(''a''+''b'')''l''であるから ''l''|(''m''+''n'') 。 :*c) a)より ''l''|(''am'') かつ ''l''|(''bn'') だから、b)より ''l''|(''am''+''bn'') 。(証明終) 定義 1.3. ''m'', ''n''を0と異なる整数とする。 :*a) 整数''l''が ''m''|''l'' かつ ''n''|''l'' を満足する時 ''l'' を''m''と''n''の公倍数であるといい、整数''l''が ''l''|''m'' かつ ''l''|''n'' を満足する時 ''l'' を''m''と''n''の公約数であるという。 :*b) ''m''と''n''の最小の公倍数を [''m'', ''n''] と書き、''m''と''n''の最大の公約数を (''m'', ''n'') と書く。 注意. [''m'', ''n''] および (''m'', ''n'') という記法は別の意味に用いることもある。 定理 1.4. ''m'', ''n''を正の整数とする。このとき次の性質を満たす整数''a'', ''b''が存在する: :* <math>m=an+b</math>, :* <math>0\le b < n</math>。 証明. <math>a=\lfloor m/n\rfloor, b=m-an</math>とおく。このとき、''a'', ''b''は整数である。 また、<math>a\le m/n < a+1 </math>だから、<math>an\le m < an+n</math>である。よって <math>0\le b < n</math>である。(証明終) 定理 1.5. ''m'', ''n''を0と異なる整数とし、''a''=(''m'', ''n'') とおく。このとき、 <math>mx+ny=a</math>を満たす整数''x'', ''y''が存在する。 証明. ''m'', ''n''は正の整数として差し支えない。max{''m'', ''n''}に関する帰納法で証明する。 * <math>m=n=1</math>のときは<math>x=1, y=0</math>とおけばよい。 * max{''m'', ''n''}≦''k''に対して定理が証明され、max{''m'', ''n''}=''k''+1と仮定する。 このとき<math>k+1=m\ge n</math>と仮定しても差し支えない。 ''n''|''m''ならば<math>x=0, y=1</math>とおけばよい。 ''n''|''m''でなければ、定理 1.4より<math>m=an+b, 0\le b < n</math>を満たす整数''a'', ''b''が存在する。 <math>b \le n-1 \le k</math>より<math>nu+bv=(n, b)</math>を満たす整数''u'', ''v''が存在する。 定理 1.2 c)より(''n'', ''b'')|''m''だから、(''n'', ''b'')|(''m'', ''n'')である。よって <math>nw+bz=(m, n)</math>を満たす整数''w'', ''z''が存在する。''b''=''m''-''an''より、 <math>mb+n(w-ab)=(m, n)</math>である。(証明終) [[Category:数学|せいしよせいおよひそすうにかんするしよとうてきていり]]
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