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== 文脈と事実 == 数学の問題の例文を用いて、文脈(Context)と事実(fact)を説明しよう。 a,tを実数として、<math>A=\begin{pmatrix}t & t-1 \\ a & t+3\end{pmatrix}</math>とする。 # a=1, t=-2のとき、Aの逆行列を求めよ。 # a=0のとき、Aが逆行列を持つようなtの値をの範囲を求めよ。 # どのようなtに対しても、Aが常に逆行列を持つように、aの範囲を定めよ。 # Aはあるtの値に対しても、常に逆行列を持つことを示せ。 まず、初めの文から「a,tを実数として」という'''事実(fact)'''が加わる。また行列Aの定義も一つの事実である。これら事実の集合を'''文脈(context)'''という。ここで初めの文の文脈を文脈rootと名づけておこう。また、1.で新しい事実が加わるが(この加えた文脈を文脈1としておこう。)、2.では文脈rootの事実以外は忘れ去られる。(この文の時点の文脈を文脈2としておこう。)このとき、文脈rootは文脈1,文脈2の'''部分文脈(subcontext)'''といい、2.の時点で文脈1は'''不活性(inactive)'''で文脈2が'''活性(active)'''であるという。 === 事実操作 === ==== 宣言(declare) ==== '''declare(a1,属性1,a2,属性2,...)'''は、a1に属性1,a2に属性2,を付ける。 変数・関数に指定できる事実の属性は'''features()'''で確認できる。(それ以外にも属性はあるが、それはここでは書かない。) 属性は以下のようになっており、競合しない属性ならいくつもつけることができる。 また'''assume(kind(変数,属性))'''でも、宣言できる。 {|border="1" cellpadding="5" cellspacing="0" |+変数に対して |- |colspan="6" align="center"|complex(複素数)<ref name="complex">[[../複素数]]</ref> |- |colspan="4" align="center"|real(実数)<ref name="complex"/> |imaginary(純虚数)<ref name="complex"/> |× |- |colspan="3" align="center"|rational(有理数) |colspan="1" align="center"|irrational(無理数) |colspan="2"|× |- |colspan="2" align="center"|integer(整数) |colspan="2" align="center"|noninteger(非整数) |colspan="2"|× |- |even(偶数) |odd(奇数) |colspan="1"|× |colspan="3"|× |} 関数に対して<ref name="function">[[../関数を定義する]]</ref> *解析的 analytic *引数の交換の対称性 commutative, symmetric(対称),antisymmetric(反対称) *引数の再帰性 lassociative,rassociative *返値に関すること posfun,integervaled *関数の勾配の性質 incleasing,decleasing *返値の偶奇性 oddfun,evenfun ==== 事実確認(featurep) ==== '''featurep(変数,属性)'''は変数に属性があるとき、trueを返す。 ==== 仮定(assume) ==== '''assume(式)'''は「式が成り立つとする」といった仮定を現行の文脈に付加する。 ==== 事実一覧(facts) ==== *'''facts(変数)'''は変数に課された事実を一覧する。 *'''facts()'''はいまの文脈で成り立つ事実を一覧する。 ==== 事実を消す(forget) ==== '''forget(式)'''は式の仮定が成り立つ事実を消す。 === 文脈操作 === Maximaでは、起動時に'''global'''と、それを部分文脈を持つ'''initial'''の2つの空の文脈が作られる。どちらも不活性で、現行の文脈はinitialになっている。 ==== 新しい文脈を作る ==== *'''supercontext(文脈名,部分文脈)'''は新しい文脈を部分文脈(subcontent)の上に作る。 *'''newcontext(文脈名)'''は新しい文脈をglobalを部分文脈として作った上、新しい文脈を活性化し、現在の文脈とする。 ==== 文脈を一覧する ==== *'''contexts()'''は文脈の一覧をリストで返す。 *'''activecontexts()'''は活性化している文脈の一覧をリストで返す。 ==== 現行の文脈を変える ==== '''context'''の変数に現行の文脈が割り当てられている。現行の文脈を変えるときはこの変数に新しい文脈を割り当る。 ==== 文脈を活性化・不活性化する ==== *'''activate(文脈名)'''は文脈を活性化する。 *'''deactivate(文脈名)'''は文脈を不活性化する。 ==== 文脈を消す ==== '''killcontext(文脈名)'''は文脈を消す。ただし、globalは消せない。 === 演習問題 === === 関連項目 === <references/> ====マニュアル該当箇所==== * [http://maxima.sourceforge.net/docs/manual/en/maxima_11.html Maxima Manual: 11. Contexts] (英文の公式マニュアル) * [http://www.bekkoame.ne.jp/~ponpoko/Math/maxima/maxima_23.html 日本語に翻訳中のマニュアル:23. 文脈] [[Category:Maxima|ふんみやくとししつ]]
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