解析学基礎/連続関数のソースを表示
←
解析学基礎/連続関数
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、次のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
ここでは、有界閉区間上で連続な関数が持つ性質について学ぶ。 == 連続関数の和差積商、合成 == <b>定理</b> f(x)、g(x)を閉区間I=[a,b]上で連続な関数とすると、その和および差f(x)±g(x)、積f(x)g(x)、商f(x)/g(x) (ただしg(x)≠0)も区間I上で連続である。<br/> これは、極限の性質より明らかである。 == 有界性定理 == <b>定理</b> f(x)が閉区間I=[a,b]上で連続ならば、f(x)の値域f(I)={f(x)|x∈I}は有界である。 <b>証明</b><br/>f(x)が有界でないと仮定すると、自然数nに対して、f(x<sub>n</sub>)>nとなるx<sub>n</sub>がとれ、数列{x<sub>n</sub>}は有界なので、収束部分列{x<sub>n<sub>k</sub></sub>}がとれる。区間Iが閉なのでその極限値αは区間Iに含まれている。f(x)の連続性より<math> \lim_{k \to \infty} f(x_{n_k}) = f( \alpha )</math>。アルキメデスの原理よりf(α)より大きい自然数Nが存在し、n<sub>k</sub>>Nならば、f(x<sub>n<sub>k</sub></sub>)>n<sub>k</sub>>N>f(α)より、矛盾が発生する。よって、f(x)は有界である。 == 最大値・最小値の定理 == <b>定理</b> f(x)が閉区間I=[a,b]上で連続ならば、f(x)はその区間で最大値、および最小値をとる。 <b>証明</b><br/>最大値を持つことを示す(最小値についても同様である)。有界性定理から、f(x)の値域には上限Mが存在する。f(x)=M、a≤x≤bを満たすxが存在しないと仮定すると、F(x)=M-f(x)はI上で0をとらない。よって、<math> \frac{1}{F(x)} = \frac{1}{M-f(x)} </math>はI上で連続である。また、上限の定義から、任意のε>0に対して、f(c)=M-εを満たすc∈Iが存在する。このとき、<math> \frac{1}{F(c)}= \frac{1}{ \epsilon }</math>であるから、1/F(x)は有界ではない。これは、有界性定理に反する。 <b>例題</b> f(x)=x<sup>4</sup>-4x<sup>2</sup>+1は区間[-2,1]上で最大値、および最小値を持つか、また、その値を求めよ。 :解 (最大値)=1、(最小値)=-3 == 中間値の定理 == <b>定理</b> f(x)が閉区間I=[a,b]上で連続ならば、任意のf(a)とf(b)の間の実数cに対して、f(d)=c、a≤d≤bを満たす実数dが少なくとも一つ存在する。 <b>証明</b><br/> <b>例題</b> x<sup>3</sup>-3x<sup>2</sup>+5x-2+2sin(πx)=0は区間[0,2]で解をもつか。 :解 (左辺)=f(x)とおくと、f(x)は連続である。f(0)=-2かつf(2)=4より、中間値の定理から、f(x)=0を満たすxが[0,2]に少なくとも一つ存在する。 :※実際には解は3つ存在する。 [[Category:解析学|れんそくかんすう]]
解析学基礎/連続関数
に戻る。
ナビゲーション メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報